姫だより №91
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姫 だ よ り(2)2020年頭のごあいさつ理事長 岡 田 正 人 新年明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、輝かしい新年をお迎えの事とお慶び申し上げます。 平素より島寿会姫ケ浜荘の運営には、各段のご高配を賜っておりますこと、有り難くお礼を申し上げます。 さて、新たな時代の社会福祉法人経営、団塊の世代が後期高齢者となり社会保障費が膨らんでいく「二〇二五年問題」、そして生産年齢人口が急激に減る「二〇四〇年問題」を見据え、法人がどうあるべきなのか。厚労省は、現役世代の人口減少が進む一方、元気な高齢者が増えていく中で、より多くの人が、社会の担い手として活躍できるように環境整備・活躍の場を更に広げる為の支援を行い、疾病予防・重症化予防・介護予防などの対策を打っていきたいと考えています。 社会福祉法人として、福祉人材の確保が難しいなか、元気な高齢者の方に、働く場所の提供を行うことで法人も助かり、高齢者の方の生活意欲向上につながるのではないかと考えます。また、近年、地域共生社会の取り組みを耳にしますが、社会福祉法人として、課題はたくさんありますが、少しでも地域の為に協力出来ないか、元気な高齢者、いわゆるアクティブシニア層に働きかけて、地域の方との交流の場を作り、高齢者の自分のもてる力をお互いがお互いの為に使う、互助が機能する環境を作る事が出来れば、生きがいにつながるのではないか。社会福祉法人として、少しでも地域に還元できればと思います。 今年も、変わらぬご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせて頂きます。施設長庁片 山 和 子 謹んで新春のご挨拶を申し上げます。皆様には、お健やかに新春をお迎えの事とお慶び申し上げます。 平素より施設運営に対し、多数の方のご支援とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。 さて、今年は東京オリンピックの年、多くの人が「日本の活性化に期待している」とのデータが出ていますが、国民に、感動・勇気・活力をもたらして欲しいものです。 現在、少子高齢化により、労働人口の減少、人手不足が深刻となっています。高齢者が増えると介護職員の確保も必要となり、団塊の世代が、全て七十五歳を超える二〇二五年に必要とされる介護職員は、厚労省の推計によると二四五万人、三十四万人不足、毎年六万人程度の人材確保が必要とされるデータが出ています。そのような中で、介護の仕事に対して、注目が集まっており、今以上に、介護人材は必要とされるのです。 介護の仕事をよく知らない人ほど、「介護の現場はきつい汚い」と、偏見を持っている方も多いようですが、実際、大変ではありますが、魅力ある仕事であり、私の経験上、利用者の方の人生最後を支える仕事を通して、自分自身が成長出来る事が、介護の仕事のすばらしさではないかと思います。 今年の目標は、数年後のワンランクアップした姫ケ浜荘の実現に向けて、まずは一人一人の職員教育、階段のまず一段目をクリアして行きます。高齢者が増える中、施設の役割は、利用者の方だけではなく、そのご家族の心の支え、サポートをしていく事が大切であると考えます、まずは、一人で悩まず、誰かに、又は高齢者施設にご相談下さい。出来る範囲での社会資源を利用する事により、利用者さん・ご家族にプラスになると信じています。地域の方の「応援者」となれるよう取り組んで参りますので、本年も皆様の変わらぬご支援、ご協力の程宜しくお願い申し上げます。事務長 河 原   強 新年明けましておめでとうございます。 今年は、夏には二度目の東京オリンピックの開催が予定され、政府が推進する働き方改革によって、日本の社会も新たな形へと変貌する気配が感じられます。 令和二年の干支は「庚子・(かのえ・ね)」で、干支は十種類の十干(じっかん)と、十二種類の十二支の組み合わせで六十種類が存在し、六十年で一巡します。令和二年は十干が「庚(かのえ)」、十二支が「子(ね)」で、二つ合わせて干支は「庚子」となります。 「庚子」が表す意味は、新たな芽吹きと繁栄の始まりである。つまり、新しいことを始めると上手くいく、大吉であると指し示しています。そのため、庚子の年は、これまでに準備したパワーが、これまでとは違う新たな動きや形に変えていく年とも言われています。 そんな特別なエネルギーを秘めた今年、これまでとは違う仕事にも積極的に取り組もうと思っています。 今年は、変わることを恐れず、成長できるようがんばりますので、皆様よろしくお願いします。

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